大山加奈グータッチでバレーボールチームを指導!大会の行方は?追記

テレビ番組

ライオンのグータッチという番組を知っていますか?

今回は、ジュニアバレーボールチームから届いた1通の手紙がきっかけで、元日本代表女子バレーの大山加奈さんが、指導してくれることになりました。

チームが成長していく姿、憧れの6年生心美ちゃんに何とか一勝させたいと思うチームメイトたちが最後の大会で花開くのでしょうか?

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バレーボールチーム

今回手紙を送ってくれた小手指ジュニアバレーボールクラブの想ちゃん。(小5)

手紙にはなかなか勝つことのできないチームの悩みが書かれていました。

小手指ジュニアバレーボールクラブ

埼玉県所沢市にある小手指ジュニアバレーボールクラブ。

赤:小手指 

新人戦1次予選  13-21
負け     7-21

モンテルカップ
1次予選 2-21
負け     8-21

ミカサ杯1次予選   421
         負け       5-21 

2勝15敗

市内の3チームには一度も勝てず4チーム中最下位

勝てない原因

やる気と向上心がスゴイチームなのだが・・・

バレーボールを経験していたコーチがいません。

技術を教えるのにこれでいいのかと監督も悩んでいました。

チームの練習は保護者がバレー指導をしているので専門的な指導には不安を抱えていました。

子どもたちも、課題はわかっていてもどうやって直したらいいのか分からない

目標:6年生最後の大会でまずは1勝!

チームメイトの思い

唯一の小学6年生の心美ちゃんの代になってから、急に勝てなくなってしまったチーム。

みんなを一生懸命引っ張ってきてくれた心美ちゃんに最後の大会では、優勝カップをもらって喜ばせたい。

心美ちゃんの納得した試合をしたい。心美ちゃんを笑顔で送り出したいという強い思いがあります。

悲願の1勝を取りに行く!

 

大会2か月前

楽しい練習で緊張をほぐす

大谷翔平選手になってキャッチボール

野球のピッチャーと同じで体の回転を使って足を使ってボールを投げると早いボールが投げられる!

アタックも一緒!

基礎練習 1人レシーブ→トス→アタック

スパイカーの心美ちゃんは、唯一の小学6年生。得点を決めるエースです!

作戦

チームのトス強化

セッター以外の選手がセッターくらいいいトスが上げられるチーム。

ポジション関係なくセンターが出来る選手。

小学生は各ポジションの分業制になりやすいが、1本目のパスが全部センターに返るわけではないので誰かがいいトスにつなげてくれればチームの中に安心感も生まれるから誰もがセンターになれるよう練習することに!

アンテナを見て打ちやすいトスを上げる

トスを上げる時にみんな外側を向いている。

アタッカーの方を見るんじゃなくておへそをアンテナへ向けるアタッカーが打ちやすいトスになる。

アンテナの方向を見ることで、ネット近くにトスを上げることができます。

体の向きを変えるだけでネット際にトスを上げることができるようになってきました。

次に加奈コーチが来てくれるまでみんな必死に練習します。

大会1か月半前

2週間ぶりの練習でトスの確認!

エースの心美ちゃんにもいいボールが上がるようになってきています。

成長が見えますね!

サーブ練習

強いサーブで安定したサーブを打てるように練習!

手のひらを相手に見せて打つ

手をグーにした時手のひらのぷにぷにするところをボールにドンって当てる。

手首を立てて手のひらを相手に見せる。

手のひらの付け根で押し出すように打つのが基本!

目隠しでトスの高さを安定させる

サーブで1番大事なもの。それはトス。

10本上げたら10本同じトスが上がってるといいサーブが安定して打てる。

座って目隠しをし、立膝のままトスを上げて打つ練習をしました。

最初は難しかったサーブですが、トスの高さが不安定であったのが、安定してきました。

コツは、目隠ししていてもおなかまっすぐを意識すること。

サーブ練習

トスを上げるとき出来るだけ上げる幅をちょっとにした方がいいサーブになる。

トスを上げる幅が大きいとどうしてもブレやすくなってしまうから。

手のひらを視界にいれたままドンって打つと鋭いサーブが打てる!

大山さん ルーティーンを伝授

サーブを打つ前、、深呼吸し、ボールをおでこに当て、ボールを見つめてから打つ。

毎回同じ気持ちで打てるようにルーティーンを自分のものにしてほしいですね!

 

キャプテン音々ちゃん

サーブも、試合で焦るとミスが多くなってしまう。

心美ちゃんが抜けた後、自分がキャプテンとして心美ちゃんが決めてきた得点を決めなければいけない、まとめなければならないと不安を感じていたが、サーブがみるみる上達し、少し自信が持てるようになった感じでした。

大会1か月前

エースにいいトスが上がらない事が問題と考えた大山さん。

セッター以外の選手がセッターくらいいいトスが上げられるチームに!

チームで6年生1人の心美ちゃんにボールをつなぐため、全員でトスを上げられる練習をしました。

レシーブ練習

試合でレシーブメインに担当する4人

バックレフト-心々寧(ここね)ちゃん

高いボールが上げられるセンスがある。

レフト真尋(まひろ)ちゃん

どんなボールにも飛びつくガッツが光る!

バックライトはまだ決まっていない

ポジションを争う愛実ちゃんとひなたちゃんは親友でありライバル!

2人ともバレー歴が短くレシーブが苦手!

レシーブの構え方

手を上に構えてレシーブ範囲を広げる

手を下に構えると高いボールや横への反応が遅れる。でも、手を自分の視界の中に置くことでレシーブできる範囲が広がるのです。

レシーブの姿勢を体に覚えこませます。

サーブレシーブ

相手サーブでの失点が最も多く、チームの最大の課題。

サーブレシーブが上手くいかない時はボールを自分から取りに行ってしまう。

落下点でボールを待ちももに当てる

ボールをよく見て落ちてくるのを待ってキャッチ

ポイントはボールを最後までジーッと見れるかどうか。

しっかりと落下点に入り自分の手が目に入る範囲で構え手をしっかり残してレシーブすること!

残してあげると仲間がどんなボールが返るかわかるから、セッターに返ってないボールでもカバーできるようになるとのこと!

 

練習後

ひなたちゃん

自宅でもお母さんと練習する。

実力は下の方だと思うけど、声は絶対誰よりも出るから頑張る!

親友だからこそ愛美には負けたくない。抜かされていくのは凄くイヤだから負けないようにしたい!

愛実ちゃん

一緒に練習するのも楽しいけどそれだけじゃその子も伸びちゃうから友達が10やるんだったら私は20やってやる!

2人の憧れは心美ちゃん

ひなたちゃんと愛実ちゃんとが辞めかけた時に心美ちゃんが止めてくれたり相談に乗ってくれたりした。

いっぱいありがとうと言う気持ちがある。

頑張って支えてきてくれたから心美ちゃんが最後となる試合は泣かずに終わらせたいって気持ちが強くなって

優勝させたい!

2人の成長が守備工場の鍵を握っています!

スパイク強化

ジャンプするときにおへそを上にあげるイメージ、おへそをちょっと前に出す感じで打つ。

より高さを出すためには、体を伸ばすイメージが必要!

パワーをためといておへそをちょっと前に出す意識に変えるだけで力強いスパイクが打てるように・・・

音々ちゃん

試合では右サイドからのスパイクを担当している。

キャプテンであり次期エースだが、心美ちゃんのように出来るのか自信が持てない。

大山さんは、サウスポーの音々ちゃんに立ち位置をアドバイス!

待つ位置をサイドラインの外側から内側に変更しました。

このアドバイスにより、ストレートもクロスも打てるようになった!

心美ちゃんの感想

前より力強いスパイクが打てるようになって、うれしい。レベルが上がりそうですと話していた。

実践練習

フォーメーションを変え、セッターに近い位置にスパイカーが配置されたことにより、トスも上げやすく、スパイクも決めやすくなった。

練習試合当日

強豪チームとの練習試合

新宿柏木

鋭いサーブと強いスパイク力が持ち味

都大会常連で一昨年の優勝チーム

30人で遠征してきた柏木に対し、小手指はたったの7人。

大会に向け格上相手に自信をつけたいところですが・・・

練習試合の目的
皆が今どれくらいの力があるのか知りたい
・責めるサーブを打つ
・強い気持ちでスパイクを打つ
・積極的にボールを取りに行く

今みんなが出来ることをやる!

試合開始

鋭いサーブに対応できず中々ついていけません。

1セット

小手指 5 - 柏木 21

大差で1セット取られてしまいました。

2セット

ここで、大山さんの妹さんの未希さんが登場!

弱点を洗い出す

小手指 7 - 柏木 21

大差で負けてしまいました。

コートの中でどんなことを思いました?という加奈コーチの質問に

・レシーブが上がらなかった

何で上がらなかったんだろう?

・手だけでいっちゃってた。

強いサーブに手だけでいったら弾かれちゃう

自分の所に来るまでちょっと待ってあげることを意識しよう!

加奈コーチの感想

みんながカバーしてあげようって気持ちがなかった。

サーブ来た人が1人でがんばらないといけなかった。

声で助けてあげることがもっとできると思う。

第1試合後

セッター特訓

セッター想(こころ)ちゃんは、レーシーバーだったのだが、成長痛のため、2か月前セッターに変わったっばかり。慣れないセッターに悩んでいた。

その想ちゃんに未希さんが、

私もセッターになる前はレシーバーだった。

レシーブがスゴく得意だったけれど、

セッターになったらレシーブが出来なくなっちゃった。

でも、セッターにしかできないこともある。

「お願い打って」という気持ちがあると絶対アタッカーは打ってくれるから。

その気持ちを出してトスを上げよう。

コツを伝授

アタッカーに「上げるよ」って(手を)見せてあげたらボールがこの辺かなってわかるけれど、すぐ手を引っ込める癖があるので、アタッカーが迷っちゃう。

(手を)見せてあげると心美が対応してくれるから、「ここに上げたよ 打ってね」って気持ちを出す。

手を引っ込める癖でどこにボールがいくのかわかりづらいトスになっていた。

腕を伸ばして打ちやすいトスに

心美ちゃんへの『お願い打って!」という気持ちが必要!

大山未希さん

姉の大山加奈さんと共に小・中・高で全国制覇! Vリーグではセッターとして活躍していた。

レシーブを猛特訓

ある程度サーブにやられてしまうのは予想の範囲内

人との間のボールは迷っていけないところはあるけれど自分の所に来たボールはきっちり返すことができる。

加奈コーチ

声をいっぱい出すと足が動くようになるよ

強いサーブがくるからって体が緊張して固くなってる。

もったいないよ。

コートの中でもっと笑って。決まったらもっと喜んで!

1点取るのはすごいことなんだからみんなで喜ぼう♪

劣勢になった時こそ、チームの良さを思い出してほしい!と語りました。

大会後2週間前

みんな、声を出して積極的に話する姿が見られるように。

自分がやらなきゃっていうのがそれぞれあるのでお互いの気持ちを話したり、彼女達の気持ちに変化が出てきていました。

大会2日前

加奈コーチと最後の練習

心美ちゃんとも最後の練習

みんな笑顔でボールを追いかけます。

中学生相手に試合

特訓の成果が出て、心美ちゃんへの思いが込められるようになっています。

試合後、加奈コーチから

みんなの動き本当に良かった。

2本目もしっかりつながってたし

自信をもってください。みんなは本当にできる。

いいサーブを打ってるところ。いいレシーブしてるところ。

心美と一緒に笑えるようにそれをずっとイメージし続けて!

そしたらきっとその通りになるよ!

家に帰ってから加奈コーチのアドバイス通り1人1人がみんなの理想の試合になるように、イメージを膨らましす。

心美ちゃんと最後の試合をいい思い出になるように・・・

大会当日

所沢市スポーツ少年団 バレーボール大会

相手チームとなる育成Aは、男女混合チーム

昨年関東大会で準優勝のチームで今大会の優勝候補!

第1試合

第1セット

練習してきた連携が決まります。

相手は関東大会準優勝。徐々に引き離されてしまいます。

何も出来ないまま8失点。声も出なくなります。

ムードメーカーのひなたちゃんが呼ばれます。

小手指 4 – 21 育成A

全員で拾って粘りを見せますが、大きな点差を縮めることが出来ず、第1セットが終わります。

 

第2セット

最後まで頑張りました。

関東の準優勝チームに、いいプレーが沢山出ていました。

小手指 9 – 21 育成A

でも、残念ながら初戦は敗退してしまいました。

みんな、勝てなかった悔しさから涙が止まりません。

 

加奈コーチはそんなみんなに、

次の試合は出来ないことを気にするんじゃなくて自分ができることを全部出すこと。

これをがんばろう。

みんなの泣いている顔みたくない。

みんなの笑ってるかわいい顔がいっぱい見たい。

と語っていました。

第2試合(最後の試合)

対戦相手はミラクルボーイズ(男子チーム)

パワフルな攻撃が持ち味のチームです。

第1セット

小手指 20 -  22ミラクルボーイズ

途中まで劣勢だったチームが声掛けによって、コート内の空気が変わります。

心美がこのチームでやってきてよかったと思うように最後まで頑張ると誓う5年生。

試合はジュースにもつれ込みますが惜しくも第1セットは破れてしまいます。

第2セット

小手指 13 -  21 ミラクルボーイズ

開始早々、ブロックが決まりますが、アンラッキーな展開から点差が広がってしまいます。

試合は白熱の展開に・・・

窮地を救ったのは頼れるエース心美ちゃんでした。

下級生みんなの力を合わせて心美ちゃんにボールを集めますが力及ばず・・・

試合終了

負けてはしまいましたが笑顔でコートを後にします。

 

加奈コーチ

今感じているこの気持ち全部これから成長していくうえで必要なもの。

この気持ちを忘れないでください。

加奈コーチから心美ちゃんへ

今までパスで返してたボールをよく打ったね!それが加奈コーチすごい嬉しかった。

打てないんじゃないかってトスを打って決まったね!それが見えただけで十分!

でも勝ちたかったね。

これから心美が絶対上手になるスパイクだった。すごい選手になる。その気持ちを忘れないでね!

どんどん強気で攻めていこうね!

卒業する心美ちゃんに勝利を送りたかった5年生。

悔しい気持ちと勝たせたかった気持ち。必死にボールをつないだ下級生。

6年生心美ちゃんへの感謝の言葉

下級生のキャプテン音々ちゃんから代表して心美ちゃんに感謝の言葉が贈られました。

今まで一緒にバレーボールしてくれてありがとう。

心美にトロフィー渡せなくてごめんね。また一緒にバレーしようね!

 

心美ちゃんから皆への最後の言葉

今まで一緒に試合してくれてありがとう。

あんまり勝てなかったけどみんながつないでくれた時はスゴくうれしかった。

楽しかったからこれからも頑張って!

 

”心美の代になって急に勝てなくなったから1回くらい勝ちたいと思っていた”と話していた心美ちゃんの気持ちを誰よりもわかっていた仲間たち。

最後に勝たせてあげたいという気持ちから本当に2か月間頑張ってすごい成長を見せていましたね。

これからもこの経験が活かされてより一層強いチームになっていくと思います。

頑張って!小手指ジュニア!

番組 グータッチ

毎週土曜日09:55~10:25

MC 佐藤隆太、博多大吉、西野七瀬

“その道のエキスパート”が“グータッチサポーター”として純粋に「勝ちたい」「上手くなりたい」と願う子供たちのもとを訪れ、子供たちが目標を達成するまで全力でサポートする番組。

大山加奈

名  前 大山 加奈(おおやま かな)

ニックネーム カナ・パワフルカナ

生年月日 1984年6月19日(39歳)

出身地  東京都 江戸川区

身  長 187cm

体  重 84kg

血液型  O型

バレーボールを始めたのは小学校2年生の時。

持病の喘息はバレーボールに打ち込むことで克服したそう。

6年生時、すでに身長が175cmあり、全日本バレーボール小学生大会(ライオンカップ)で全国優勝した。

成徳学園中学、成徳学園高校(現・下北沢成徳高校)に進学し、主将としてインターハイ・国体・春高バレーの3冠を達成という偉業を成し遂げた。

結果的に、小中高全ての年代で全国制覇を経験した。

2001年18歳の時に全日本代表に初選出され、翌2002年5月の日米対抗で代表デビュー。当時まだ高校生であった。

2003年、東レ・アローズに入団。ワールドカップでも活躍する。

アテネオリンピック・世界最終予選からスパイクサーブ(ジャンプサーブ)からフローターサーブに変更している。理由は、サービスミス防止と腰痛の軽減のため。

2004年アテネオリンピック出場。

2005年から2010年までは持病や怪我に悩まされ、手術やリハビリで最終的には復帰が難しくなり2010年6月現役を引退。

引退後は、東レでの勤務を経て、スポーツ解説者、バレーボールの普及・発展に向けて幅広く活動中。

プライベートでは2015年9月28日、かねてより交際を重ねていた一般男性と入籍したとブログで報告しています。

まとめ

『大山加奈が指導!グータッチに届いた手紙でバレーボールチームを改革!』というタイトルでお届けしました。

小手指ジュニアバレーボールクラブは、みんなの向上心がすごくて本当にいいチームでしたね!

6年生心美ちゃんの最後の試合で絶対に勝たせてあげたいというチーム全体の気持ちが伝わってきて、応援していたのですが、結果は負けてしまいました。

でも、一人一人の実力が出せるような試合でしたね。いえ、実力以上だったかもしれません。

心美ちゃんに勝たせたい思い、本当に最後まで伝わってきましたし、心美ちゃんも精一杯自分の出来ることを背中で後輩に見せた試合だったと思います。

素敵なチームでしたね!感動しました。

これからも、心美ちゃん、そしてチームの皆頑張ってください。

そして、とっても素敵だったコーチの大山加奈さん。

指導者として素晴らしい方だなと思いました。

子どもに寄り添ってあげること、大切ですね。

子どもを育てる母として、勉強になりました。ありがとうございました。

これからもバレーボール選手の育成、頑張ってくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 大山加奈グータッチでバレーボールチームを指導!大会の行方は? […]

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